G&L、レオ・フェンダーが求め続けた進化 | Sparkplug.tokyo

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2024/08/13 10:28


エレキギターの父「レオ・フェンダー」が、盟友ジョージ・フラートンと共に、最後に造り上げたブランド「G&L(ジー・アンド・エル)」。(GはGeorge Fullerton、LはLeo Fenderのイニシャルですね)

Fender(フェンダー)、MUSICMAN(ミュージックマン)と、レオ・フェンダーのあくなき探究心は常に進化を生み続け、この「G&L」に辿り着いたといっても過言ではないでしょう。

レオ・フェンダーがこの世を去った今も、レオ・フェンダーの情熱が引き継がれ、今なお世界中のミュージシャンを魅了し続けています。

🔵G&L Tribute Series S-500



G&L トリビュート・シリーズによるSTスタイルの進化形「S-500」
S-500は、レオ・フェンダーがデザインした「MFD(Magnetic Field Design)ピックアップ」や「Dual-Fulcrum vibrato ブリッジ」、「PTB (Passive Treble and Bass) システム」、「Expander Switch(Treble Pot Push/Pull)」など、独自のアイデアが詰め込まれたG&Lの代表的モデルです。Expander Switch(Treble Pot Push/Pull)では、通常STでは不可能な、フロント+リアの組み合わせや、3つのピックアップ全て鳴らすなど、幅広いサウンドメイクを可能にしてくれます。また、フラットな12”ラディアス指板にミディアムジャンボ22フレットというモダンスペックを採用している点も見逃せないポイントです。

🔴G&L Tribute Series LEGACY



G&L トリビュート・シリーズによる伝統と革新の融合「LEGACY」
LEGACYは、S-500 同様に「Dual-Fulcrum vibrato ブリッジ」や「PTB (Passive Treble and Bass) システム」を搭載しつつも、クラシックなアルニコVピックアップ「G&L CLF-100 Alnico V」を搭載し、伝統と革新を融合させたG&Lの人気モデルです。また、フラットな12”ラディアス指板にミディアムジャンボ22フレットというモダンスペックを採用している点も見逃せないポイントです。

🟤G&L Tribute Series ASAT CLASSIC



G&L トリビュート・シリーズによる「ASAT CLASSIC」
ASAT CLASSIC は、レオ・フェンダーがデザインした「MFD(Magnetic Field Design)ピックアップ」を搭載した進化形TLスタイルです。ブリッジサドルには、ブラス製の6サドル採用することで、各弦毎に綿密な弦高・オクターブピッチ調整を可能にしています。

🟠G&L Tribute Series ASAT CLASSIC BLUESBOY SEMI-HOLLOW





G&L トリビュート・シリーズによるセミホロウ構造の「ASAT」
G&L流TLスタイル「ASAT」を基本に、HSピックアップ配列&セミホロウ構造を採用した「ASAT CLASSIC BLUESBOY SEMI-HOLLOW」。ボディー材にはスワンプ・アッシュ/ポプラを採用し、フロントにはハムバッカーアップ、リアにはMFD(Magnetic Field Design)ピックアップを搭載。ブリッジサドルには、ブラス製の6サドル採用することで、各弦毎に綿密な弦高・オクターブピッチ調整を可能にしています。

🟡G&L CLF Research ESPADA



レオ・フェンダーのアイデアが詰まった伝説のギター「ESPADA」
Espada は 1960 年代後半に Leo Fender が立ち上げた CLF Research 社で開発されながら、製品化されることが無かった幻のギターです。そして、実に半世紀以上もの時を経て、当時の設計図・資料をもとにしつつ、その後に開発された様々な現代の技術も投入して遂に実現したのが、こちらの「CLF Research ESPADA」ですので、まさにファン垂涎の1本と言えるでしょう。

🟦About LEO



レオ・フェンダーは、1991 年3 月のある雨の日にこの世を去り、そのとき音楽界には大きな衝撃が走りました。

“モダンミュージックの父”ともいうべき人が、突然にこの世を去ったのです… まさにその日、レオは彼の最後のプロトタイプを完成させたところでした。そして、「世界のミュージシャンのために、自分ができることはすべてやり遂げた」と、その時に妻フィリスにそう告げていたのです。

生前、レオは彼が魂を込めて創り出したG&L のモデル達が、将来にわたり明るく輝き続けると確信し、残される自分の家族とG&L に従事する従業員が、安心して世界最高のギターとベースを作り続けて行けるだろう考えていました。

妻のフィリスはレオの夢と志を受け継ぎ、彼が望んだであろう方法でG&L を成長させるために、レオも厚い信頼を寄せていたジョンC マクラーレン率いるBBE サウンド社にG&Lの経営を引き継いでもらうことを決めました。レオは、彼の信頼するジョンと数年前から話し合いを始めており、彼の大きな誇りであるG&L の未来は、ジョンにならば委ねられると考えていました。本物の楽器を求めるミュージシャンのために、真の愛情を込めて作られる優れた楽器を提供すること、それがG&L が目指す楽器作りであると云うことを、レオとジョンは共有していたため、会社のオーナーシップはジョンの経営するBBE サウンド社へ移されることになったのです。G&Lで作られる1 本1 本の楽器には、レオ・フェンダーのスピリットと完全性が変わらず宿っていることを思い起させる存在として、レオの妻フィリスはG&L の名誉会長として現在でもG&L 社に残っています。そして、レオ・フェンダーの記憶と偉大なる歴史を守りつつ、将来にわたってミュージシャンに真に受け入れられる楽器を創り続けるというレオの情熱も引き継いでいます。

BBE 社ジョン・マクラーレンは、レオのビジョンに敬意を表してこう言います。
「G&L は常に変化を厭いません。レオ・フェンダーは、ミュージシャンのための変革のシンボルだったからです。そして、何らかの変革を考えなければならない岐路に立った時、私たちはまず自分達自身へと問いかけます。レオだったら、この方法を選択するだろうか?と。熟考した答えがイェスであれば、私たちはそうしますし、ノーであればしません。“レオ・フェンダーが今日のG&L を誇りに思える”と常に感じたいのです。」
今日も、カリフォルニア州フラートンにあるG&Lのファクトリーでは、レオが望んでいたままの生産が続けられています。彼の創造力の中心であったプライベートワークショップは、亡くなった日からそのままの状態で残されていて、世界各国より音楽を愛する人々が常に訪れています。

そして現在のG&Lで働くレオの後継者たちは、楽器作りに対する敬愛と情熱、そして卓越した技術をもって楽器を作り、レオの創始したG&L の独創性を守り続けています。

🟦History



レオ・フェンダーは、1965 年に自らが興し数々の名器を世に送り出した歴史的なギターメーカーを去った後、製品を発売せずひたむきにギター作りの研究を続けるため、翌年に自らの名前を冠した「C.L.F.RESEARCH CO.」を立ち上げました。

このオフィスは、現在のG&L のファクトリーが在するカリフォルニア州フラートンで、この土地で脈々と歴史が紡がれることとなり、今でも彼のデスクはそのままの状態で残されています。

レオは、彼同様に名器を開発してきた盟友ジョージ・フラートンと共に、10 年もの長い間、さらなるギター研究を続け、数年のミュージックマンからの受託生産を経た後の1980 年に、レオとジョージのイニシャルから命名した「G&L」ブランドを立ち上げることとなります。

G&L におけるレオとジョージのアイデアは、当時の音楽シーンを十分に理解し、過去に彼らが生み出してきたモデル達に、更なる改良を施すことに注がれるようになっていきます。

1987年に盟友ジョージ・フラートンが引退したことを機に、それまでのG&Lブランドの意味合いをGeorge&LeoからGuitars by Leoに変え、よりレオ・フェンダーのイメージを全面に打ち出し、また音楽シーンのニーズに合わせた機能や性能のアイデアをふんだんに製品に盛り込みました。

新たなレオ・フェンダーの歴史が始まったと言っても過言ではありません。

そして、親交のある多くのミュージシャンとの交流や情報交換を密接に取り交わしてきたレオの発想は、ミュージシャンからのダイレクトな要望に基づき、改良を施した、より実践的な演奏性に優れた楽器を生み出すことになります。彼が情熱を注ぎ、愚直なまでに研究を重ねてきた、G&L ファクトリーが生産を続ける工場の前の通りには、現在でも彼の名が冠されており、レオが歩んだ足跡の重みを感じる風が吹いています。

🟦ご注意ください

※画像はサンプルです。製品の特性上、杢目・色合いは1本1本異なります。予めご了承下さい。
※最新の在庫状況や販売価格は商品ページにてご確認下さい。


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