【コラム】ギブソン・レスポール・スタンダードの「50s」と「60s」の違いについて | Sparkplug.tokyo

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2024/11/12 09:58

初めてエレキギターを買うとき「そもそも、何を選べばよいのか?」という悩みありますよね。

詳しくなってくると徐々に「見るべきポイント」が分かってくるようにはなるのですが、どんなジャンルにおいても、最初は全く違いが分からないから、「ぶっちゃけ、専門家目線で何を買えば良いか、ズバリ教えて欲しい」というのが本音かと思います。

しかし、楽器屋の店員さんに聞いても、専門用語が羅列された説明で、イマイチぴんと来ない。。。
店員さんがズバリ言えない理由は、意地悪ではなくて、「何をやりたいのか?」「妥協できないポイントは何か?」「予算はいくらなのか?」によって変わるからなんですが、これでどんどん複雑化してきますよね。。。

というワケで、一つ一つの項目に分けて、分かり易く説明していきたいと思います。


今回は、エレキギターの大定番「Gibosn Les Paul Standard」における、50s/60sの違いについてです。

現行のギブソンUSA レスポール・スタンダードには「Gibosn Les Paul Standard 50s」と「Gibosn Les Paul Standard 60s」が存在し、「何が違うの?」と言うのが非常に多い質問ですので、あらためてその見方をまとめてみました。(「そんなの知ってるよ」という声が聞こえてきそうですが・・・)

いきなりですが、、、、4つの違うポイントを図にしてみました!


スペック表で比較してみると、以下のような感じです。


つまり、ほとんど同じスペックなのですが「ペグの種類」「ネック形状」「ピックアップの種類」「ノブの種類」が違うという事です。

相違点を画像と共に見ていきましょう。

✅ペグの違い

50sがクルーソン・タイプ(ナット締)を使用しているのに対し、60sはグローバー・ロトマチック・ペグを使用しています。
操作性(使用感)のお好みに加え、質量の違いによるサウンド影響もありますが、「どっちの見た目が好きなのか?」が重要ですね。

※ペグについては、以前の記事『【コラム】エレキギターのペグ』も参考になさって下さい。

✅ネック形状の違い

50sは、現行USAレギュラーラインの一般的なレスポールのネックスタイル「50s Vintage」で、60sはその名の通り、60年代の特徴である「スリムネック」を採用していますので、細めなネックが好みと言う方には、60sが合うかもしれませんね。
勿論、ネックの違いがサウンドに与える影響もゼロではありませんが、これは「握った感じの好みはどっち?」で決めましょう。

✅ピックアップの違い

50sにはアルニコ2マグネットの「Burstbucker 1&2」、60sにはアルニコ5マグネットの「60s Burstbucker」を搭載しています。
イメージ的には、50sがウォームでエア感のあるサウンドに対し、60sはややブライトなサウンドイメージです。
それぞれ王道のギブソン・レスポール・サウンドであり、その年代をサウンドを再現するピックアップチョイスとなっておりますので、ご自身にシックリくる方をお選び頂ければと思います。

✅ノブの違い

これは見たままで、触り心地と見た目の「好み」の問題ですので、お好みに合わせてどうぞ!

いかがでしょうか?

どちらが良いか?ではなく、ギブソンの歴史における、どの時代のスペックをモチーフにしているか?ですので、ご自身に合ったギター選びの参考にしてみて下さいね!

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